園の見学に伺った際に、子どもがやりたいことや面白いと思うことを追求し、子どもたち自身で遊びを広げていく姿を見て、子ども主体の教育をしている点に惹かれました。当時は自分のやりたいことが決まらず悩んでいましたが、この園で子どもも自分も「面白い!」と思えることを追求してみたいと思ったからです。
就職活動にあたっては迷うことが多く、学科の先生に何度も相談に行きました。自分がどんな教育?保育がしたいのか、どんな園に就職したいのかを考えられておらず、方向性が全く定まっていませんでした。そのような状況にもかかわらず、先生方はたくさんの園の情報を提供してくださり、私自身の特性についても親身になって考え、アドバイスをくださったおかげで「ここで働いてみよう」と思える園に出会うことができました。「難しさもたくさん感じると思うけれど、その分面白いと感じることができると思うよ」という言葉に背中を押され、内定先への就職を決めることができました。
全学科必修科目である「女性とキャリア」の授業です。中でも、卒業生の先輩方が授業に来てお話ししてくださった回がとても印象に残っています。保育の分野に限らず、様々な分野で活躍する先輩方を見て、自分の就職の視野が広がったように思います。
大学の学びを通して、様々な人の意見を聞く力が身に付いたと思います。自分とは違う意見や考え方はたくさんありますが、その意見に触れること、そしてその考え方を素直に受け止めることで、新たな視点を見出すことができようになったと思います。これから仕事をする上でも、自分一人の判断ではなく、様々な先生方の考えや視点も取り入れながら子どもたちの姿を見守っていきたいと思います。
どんな選択をしても、未来の自分がうまくいっていればそれが良い選択になり、うまくいっていなければ悪い選択になる。その選択自体が重要というよりも、選択をした後にどんな状態になっているのかが重要だということを教わりました。最善の選択なんて無いと思って、「まずはやってみる」ということを私自身にも言い聞かせています。
(学年、掲載内容等は2024年12月取材当時)