11月上旬に、「ソーシャルワーク入門演習」(1年生対象)の授業で、本学科社会福祉専修のO G(2010年度卒)である早坂清花さんによる特別講義が行われました。
この科目は、将来「社会福祉士」や「福祉科教員免許」取得などを目指す学生さんを対象に、ソーシャルワーカーに必要なコミュニケーション技法などを体験的に学ぶ授業です。
早坂さんによる講義のテーマは、「バーバル(言語)コミュニケーションとノンバーバル(非言語)コミュニケーション ―福祉と落語それぞれの「現場」からー」というものでした、
早坂さんは、現役で社会福祉士に合格し、人間生活学科を卒業後5年間、「障がい者アート」の現場で実践を重ねてきました。その実践経験を通して、障がいのある方々を支援する際、いかに「ノンバーバル(非言語)」のメッセージを受け止めるのか、その重要性をわかりやすく、力強く説明いただきました。
いかなる障がいのある人でも、その人らしい人生を送ることができるために重要な2つのこと「①選択肢を広げる支援」、「②決して決めつけないこと」について、受講生一人ひとり、多くの「気づき」を得られたようです。
早坂さんは、現在は「落語家(林家きよ彦)」として活躍しています!
授業の後半に、「落語家」としてのコミュニケーションの実際について、数々のエピソードの紹介と共に、創作落語を一席演じていただきました。