2024年度リボリア賞授与式と代表論文の発表が行われました
「リボリア賞」は、その年度に提出された卒業論文の中から最も優秀な論文を執筆した学生に授与されます。2024年度のリボリア賞は、言語?コミュニケーション専修の玉井瑠華さんと、文学?文化専修の西桃花さんに授与されました。今回は、2名の受賞理由と卒論要旨をご紹介します。
玉井瑠華
“How to Become a Good Listener: An Analysis of Listener Responses in Japanese Conversation”
【受賞理由】
本研究は、聞き手としての好感度の高さ(低さ)を言語学的観点から分析したものである。この研究を通して、好感度の高い聞き手は、あいづちの現れ方、話し手への質問?コメント、うなずきや呼気音などの非言語的な要素、さらには発話の共同構築性があることを詳らかにし、これらは聞き手としての「積極的な関与」を示す特徴があることを明らかにした。一方で、好感度の低い聞き手は、聞き手としての役割を果たしつつも、話し手として自身のターンを開始するための要素を用いる傾向が高いことも示された。
本論文は...
【基礎演習】講演会「札幌から世界へ!クラシックの音楽祭“PMF”の魅力」を開催しました
文化総合学科では毎年基礎演習の時間を利用して、美術展に出かけたり、社会でさまざまな活動に携わる方々のお話を聞くなどの機会を設けています。今回はPMF(Pacific Music Festival)の開会が近づき、また本学がボランティア活動を通じてPMFを応援していることも考慮し、FM北海道(AIR-G’)のアナウンサーである高山秀毅さんをお招きして「札幌から世界へ!クラシックの音楽祭“PMF”の魅力」という題目でお話しいただきました。
講演では、PMF(Pacific Music Festival)の国際教育音楽祭としての特徴、目的、意義について、また「プログラム案内」を見ながら、PMFの聞きどころ?見どころ?楽しみ方について、一部はラジオ番組風に、ラジオの魅力なども交えて、楽しくお話しいただきました。また、まだまだ女性指揮者が少ないなか、PMFアカデミー生出身で今年のPMFオーケストラの指揮者を務めるカリーナ?カネラキスさんの活躍が取り上げられたり、高山さんご自身の就職活動の苦労話もあったりと、学生たちの挑戦を後押しする内容でもあったと思います。